第41回 山梨県消防救助技術大会
当消防本部ではロープブリッジ渡過の部で渡邊隊員が優勝し、「全国大会」へ出場することとなりました。
大会概要
また、大会を通じて広くの県民に、消防の技術の高さ、力強さ、優しさをアピールするとともに、常に県民の目線に立って救助技術を研究することを目標としています。
種目説明・大会成績
ロープブリッジ渡過(個人) :標準タイム 28秒
水平に展張された渡過ロープ20メートル(往復40メートル)を、往路はセーラー渡過、復路はモンキー渡過するロープ渡過の基本的な訓練です。 指導者:岩瀬広忠隊員:渡邊裕太(優勝) 間瀬大我(入賞) |
はしご登はん(個人) :標準タイム 24秒
自己確保の命綱を結索した後、垂直はしごを15メートル登はんする。災害建物への進入等、消防活動には欠かせない訓練です。 指導者:宮本明仁 隊員:雨宮翼(3位) 小林亨佑(入賞) |
ロープ応用登はん(団体) :標準タイム 16秒
登はん者と補助者が2人1組で協力し、器材を使わずに塔上から垂下されたロープを15メートル登はんする訓練です。 (入賞) 指導者:武井英司 隊員:中島章詠 筒井祐敬 |
ほふく救出(団体) :標準タイム 70秒
3人1組(要救助者を含む)で、1人が空気呼吸器を着装して長さ8メートルの煙道内を検索し、要救助者を屋外に救出した後、二人で安全地点まで搬送する。ビルや地下街等で煙に巻かれた人を救出するための訓練です。 指導者:関口拓治
隊員:中村昌行 飯塚将大 |
ロープブリッジ救出(団体) :標準タイム 75秒
4人1組(要救助者を含む)で、2人が水平に展張された渡過ロープ(20メートル)により対面する塔上へ進入後、脱出する。要救助者を隣の建物等から進入し、救出することを想定した訓練です。 (準優勝) 指導者:米倉広雄
隊員:近藤直哉 佐野裕樹 |
引揚救助(団体) :標準タイム 150秒
5人1組(要救助者を含む)で2人が空気呼吸器を着装して搭上から塔下へ降下し、検索後、要救助者を塔下へ搬送し、4人で協力して塔上へ救出した後、ロープ登はんにより脱出する。地下やマンホール等での災害を想定した訓練です。 指導者:深沢博
隊員:ヤ田一貴 小林伸幸 |
障害突破(団体) :標準タイム 195秒
5人1組(補助者を含む)で4人が緊密な連携の下、一致協力して「乗り越える」「登る」「渡る」「降りる」「濃煙を通過する」の基本動作により5つの障害を突破する。災害現場の様々な障害を想定した訓練です。 (準優勝) 指導者:平山安仁
隊員:山下拓也 坂本直也 |
大会を通して・・・
隊員は年間を通して基礎体力や救助技術の向上に努めていますが、大会前の3月末には、大会の準備に入ります。体力の向上や基本的な技術訓練を行い、本格的な訓練に突入し、体力・気力・技術を極限まで磨きあげ大会に臨みます。県下10消防本部の出場隊員が、当本部同様に訓練を積み大会に挑みますので、関東・全国大会に出場するのは至難の業ですが、これまで当本部からも数多くの隊員が関東・全国大会に出場し優秀な成績を収めております。
今までご指導、ご支援、ご協力して下さった方々に心より感謝し、今後も訓練で培った技術とチームワークを災害現場で活かせるよう、何事にも全力で取り組んでいきたいと思っています。